【ワールドカップ ドイツ代表 対 日本代表】カタールワールドカップの日本代表初戦!スタメン/フォーメーション・注目選手・試合予想などを解説!
更新:2023年05月19日
1990年イタリアワールドカップで元イングランド代表FWのガリー・リネカーはこう言いました。
“サッカーというのは単純な競技だ。22人の男たちが90分間ボールを追いかけ回す。そして、最後にはいつも、ドイツが勝つ”
リネカーも当時の西ドイツに破れ、この名言を残して大会を去りました。
これは昔から国際大会においてドイツがいかに勝負強かったかを表す名言となっています。
そんなドイツ代表がワールドカップ初戦で我らが日本代表と戦います。
前回大会でまさかのグループリーグ敗退となったドイツにとって今大会は名誉挽回の機会です。
そして、2014年のブラジルワールドカップ以来、史上最多タイに並ぶ5回目の優勝を目標に戦います。
一方、日本代表は前回大会で監督解任などのトラブルを乗り越え、ベスト16に進出。
“ロストフの悲劇”と呼ばれたベルギーとの死闘でまたしてもベスト8の壁を越えられませんでした。
今大会では悲願のベスト8進出を目標に強豪ドイツ代表との初戦に臨みます。
さて、短期決戦となるワールドカップでは初戦の結果がグループリーグ全体の結果に繋がると言われるほど初戦が重要です。
ここで勝利か引き分けで勝ち点を得るか、もしくは敗北でいきなり窮地に追い込まれるかではその後の2試合の戦い方は大きく変わります。
スペイン、ドイツ、コスタリカと同居することになった日本代表にとってはどれもハードルの高い試合になりそうですが、まずは初戦がどのような試合になるかが注目です。
強豪ドイツの行く末を占う一戦にもなりますので日本やドイツのサポーターだけでなく、世界各国からも注目を浴びる試合となることは間違いないでしょう!
それでは、グループリーグ突破を目指す上で最重要と言えるこの初戦のドイツ代表はどんなチームなのか、どんな選手がいるのか、日本代表の情報と合わせて紹介していきたいと思います!
また、試合結果の予想やオッズを確認する上で不可欠となる、スポーツべッティングサイト、「ブックメーカー」につて、そもそもブックメーカーとは、ブックメーカーの違法性や公益ギャンブルの違いについて知りたい方は以下のリンクよりブックメーカーについてご確認ください!
目次
ドイツ代表対日本代表 試合の基本情報
対戦カード | ドイツ代表対日本代表 |
日程・キックオフ時間 | 11月23日 22:00(日本時間) |
試合会場 | ハリーファ国際スタジアム(ドーハ) |
収容人数 | 約4万5千人 |
視聴方法 | ABEMA・NHK |
ドイツ代表対日本代表の試合は11月23日22:00キックオフ予定です。
開催地はカタールの首都ドーハで、ハリーファ国際スタジアムにて開催されます。
なお、ハリーファ国際スタジアムはスタジアム内を冷却するクーリングテクノロジーが導入されていますので、外気温に左右されることなく、快適なピッチ環境でプレーが可能です。
視聴方法はネット環境だとABEMA、テレビだとNHKでの放送が予定されています。
ドイツ代表(メンバー・実績・戦術など)
ドイツ代表メンバー・監督
※本記事執筆時点でドイツ代表のワールドカップメンバーは未発表のため、これまでの招集実績や直近の情報からライターにて推定しています。
※正式なメンバーは現地時間11月10日に発表予定です。
選手名 | 所属チーム |
---|---|
GK(ゴールキーパー) | |
マヌエル・ノイアー | バイエルンミュンヘン |
アンドレ・テア・シュテーゲン | バルセロナ |
ケビン・トラップ | フランクフルト |
DF(ディフェンス) | |
アントニオ・リュディガー | レアルマドリー |
ニクラス・ジューレ | ドルトムント |
ニコ・シュロッターベック | ドルトムント |
ティロ・ケーラー | ウェストハム |
ダビド・ラウム | ライプツィヒ |
ルーカス・クロスターマン | ライプツィヒ |
マティアス・ギンター | フライブルク |
ロビン・ゴセンス | インテルミラノ |
ヨナタン・ター | レヴァークーゼン |
MF(ミッドフィルダー) | |
ヨシュア・キミッヒ | バイエルンミュンヘン |
レオン・ゴレツカ | バイエルンミュンヘン |
セルジュ・ニャブリ | バイエルンミュンヘン |
ジャマル・ムシアラ | バイエルンミュンヘン |
トーマス・ミュラー | バイエルンミュンヘン |
レロイ・サネ | バイエルンミュンヘン |
イルカイ・ギュンドアン | マンチェスターシティ |
ヨナス・ホフマン | ボルシアMG |
ユリアン・ブラント | ドルトムント |
マルコ・ロイス | ドルトムント |
マキシミリアン・アルノルト | ヴォルフスブルク |
FW(フォワード) | |
ユスファ・ムココ | ドルトムント |
カイ・ハヴァーツ | チェルシー |
カリム・アデイェミ | ドルトムント |
監督 | |
ハンス・フリック | ドイツ人 |
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今のドイツ代表を語る上でハンス・フリック監督の話題は外せません。
もともと2009年から2014年までレーブのアシスタントとして代表に関わっていたフリックですが、2019年に国内の強豪であるバイエルン・ミュンヘンの監督に途中就任すると、就任後21戦18勝という驚異的な成績をあげました。
なおかつ、国内リーグ戦・国内カップ戦だけでなくチャンピオンズリーグも圧巻のパフォーマンスで制し、途中就任からの3冠達成という偉業を成し遂げました。
監督としての経験は豊富ではないですが、選手からの信頼も厚く、コロナ禍でも選手とオンラインミーティングをおこないながら信頼関係の構築とチーム作りを進めてきました。
若手の起用にも積極的で、今では代表の貴重な戦力となっているムシアラを17歳でブンデスリーガデビューさせたのもフリックです。
スタメン・予想フォーメーション 4-2-3-1
【GK】
マヌエル・ノイアー
【DF】
アントニオ・リュディガー
ニコ・シュロッターベック
ダビド・ラウム
ヨナス・ホフマン
【MF】
ヨシュア・キミッヒ
イルカイ・ギュンドアン
セルジュ・ニャブリ
ジャマル・ムシアラ
トーマス・ミュラー
【FW】
カイ・ハヴァーツ
ドイツ代表の戦績・戦術・特徴
ワールドカップ本大会での実績
- 出場回数:19回
- 最高成績:優勝(1954、1974、1990、2014)
- 前回大会:グループステージ敗退
今大会予選での成績
9勝1敗 36得点4失点(グループ首位で出場権獲得)
予選の最多得点者
5得点:セルジュ・ニャブリ、ティモ・ヴェルナー、イルカイ・ギュンドアン
欧州予選では3節でホームで北マケドニアに破れるという失態を演じ、2001年から20年間続いた欧州予選での無敗記録も途絶え、この敗戦は国内で猛バッシングを浴びました。
ただ、これは前任のヨアヒム・レーブ政権での話で、その後に就任したハンス・フリックの手腕により上昇軌道を描き、最終的には危なげなくワールドカップ出場権を獲得しました。
ドイツ代表の攻撃
変則的な人員配置で横の幅を大きく使い、相手ディフェンスラインの間隔が大きくなったところでそのギャップを突いていくことが主な狙いとなります。
ポイントになるのは両サイドバック(もしくはウィングバック)の動きで、左に置かれるラウムがかなり高い位置を取り、右はホフマンが中に入ったり外に出たりしながら相手ディフェンスラインを混乱させます。
そこでギャップが出来ると2列目に位置するミュラーやムシアラが入り込み、キミッヒorギュンドアンからの縦パスを受けて攻撃が前に進みます。
いずれの選手もスピード感を持ってスペースを使うのが上手く、スタートの縦パスが入ると一気に攻め込むのがフリックのスタイルと言えます。
ポジションチェンジにも平然と対応できるタイプの選手が多く、試合中は常に流動的に入れ替わりながらギャップやスペースを狙います。
これはバイエルン時代に採用していたスタイルに近く、当時の教え子(ミュラー、キミッヒ、ゴレツカ、ムシアラ、ニャブリなど)が多数代表にいるため、完成度が高く、チームとして確立されています。
ドイツ代表の守備
ボールを奪われると近い選手からプレスをかけはじめ、即時奪回を試みます。
いわゆる”同サイド圧縮”の戦術で、「その場でボールを奪い返す」、「相手の展開を限定する」ためにボールサイドへ人数をかけてプレスします。
プレーできるピッチを狭くするように縦にも横にも密集しますので、搔い潜るには相当なテクニックや素早い判断力が必要になります。
相手のゴールキックなど、後方からのビルドアップ時の守備もディフェンスラインの設定は高めです。
この際はマンマークで相手に付き、フォワードがパスコースを限定して奪うことを想定しています。
ただ、マンマークはそこまでピッタリ付かず、背後のボールをケアするために少し距離を取り、マーカーにボールが入ると助走をつけるように距離を詰めて激しくいくようなイメージです。
ドイツ代表の注目選手①トーマス・ミュラー
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名門バイエルンの育成組織で育ち、そのままトップチームに定着して若干20歳にしてドイツ代表の主軸にまで上り詰めたのがトーマス・ミュラーです。
20歳で初出場した2010年ワールドカップでは5得点をあげ、得点王にも輝きました。
続く2014年ワールドカップでも5得点、2018年はチームの不調に引きずられ無得点でしたが、名実ともにトッププレイヤーです。
ミュラーは総合力の高いアタッカーですが、特にポジショニングが良く、常にボランチの背後やDF間のギャップを狙い続けます。
また、基本的に闘争心をむき出しにして戦い、守備面も含めプレー強度が非常に高いです。
純粋なCFのいないドイツ代表では彼が最も得点の匂いがしますので、要チェックです。
ドイツ代表の注目選手②イルカイ・ギュンドアン
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マンチェスターシティでグァルディオラ監督の強力なパスサッカーを体現する1人がギュンドアンです。
ギュンドアンは止めて蹴るという基本技術がハイレベルで、ポジションをコロコロと変えながら常にボールに関わっていくタイプです。
バックラインのビルドアップを助けながら前線に縦パスを入れ、自らその落としを受けながらチーム全体を前に進めていく、いわば潤滑油のような役割を担っています。
近年はフィニッシュに絡む頻度も増え、ここぞという場面ではスルッとゴール前に現れてきます。
前線のミュラーやハヴァーツばかりに気を取られていると、3列目のポジションからギュンドアンが出てきますので、日本はそれも警戒が必要です。
ちなみにギュンドアンはドルトムント所属時代に、元日本代表の香川真司と大の親友であったことが知られています。
2015年のオフにはわざわざ日本を訪れ、埼玉スタジアムで香川のユニフォームを着ながら日本代表の試合を応援していたというエピソードもあり、日本にも多くのファンがいる選手です。
ドイツ代表の注目選手③アントニオ・リュディガー
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リュディガーは現在世界でも5本の指に入るワールドクラスのCBです。
国内のシュツットガルトで実績を積み、ローマを経由してチェルシーでスケールアップしたディフェンダーとなり、チャンピオンズリーグ優勝の原動力にもなりました。
今夏には世界最高のクラブであるレアルマドリーに引き抜かれ、サイドバックもこなすなどユーティリティー性も見せています。
リュディガーは190cm・85kgでひと目でわかるほど体格に恵まれています。
対人能力の高さが魅力ですが、実は大きなストライドを生かした走力もワールドクラスで、昨シーズンのプレミアリーグでは全選手の中で最高速度である36.7km/hを記録しました。
これは快速で知られるリヴァプールのモハメド・サラーをも上回る記録です。
攻撃面でもグイグイと持ち上がるドリブルで1人でシュートまでいってしまうこともしばしばあり、非の打ち所がない選手と言えるでしょう。
日本はこのリュディガーをどう攻略するのかが最大の壁と言えるかもしれません。
日本代表(メンバー・実績・戦術など)
日本代表メンバー・監督
選手名 | 背番号 | 所属チーム |
---|---|---|
GK(ゴールキーパー) | ||
川島 永嗣 | 1 | ストラスブール |
権田 修一 | 12 | 清水 |
シュミット・ダニエル | 23 | シントトロイデン |
DF(ディフェンス) | ||
長友 佑都 | 5 | FC東京 |
吉田 麻也 | 22 | シャルケ |
酒井 宏樹 | 19 | 浦和 |
谷口 彰悟 | 3 | 川崎F |
山根 視来 | 2 | 川崎F |
板倉 滉 | 4 | ボルシアMG |
中山 雄太 | 20 | ハダースフィールド |
冨安 健洋 | 16 | アーセナル |
伊藤 洋輝 | 26 | シュツットガルト |
MF(ミッドフィルダー)/FW(フォワード) | ||
柴崎 岳 | 7 | レガネス |
遠藤 航 | 6 | シュツットガルト |
伊東 純也 | 14 | スタッド・ランス |
浅野 拓磨 | 18 | ボーフム |
南野 拓実 | 10 | モナコ |
守田 英正 | 13 | スポルティング |
鎌田 大地 | 15 | フランクフルト |
相馬 勇紀 | 24 | 名古屋 |
三笘 薫 | 9 | ブライトン |
前田 大然 | 25 | セルティック |
堂安 律 | 8 | フライブルク |
上田 綺世 | 21 | セルクル・ブルージュ |
田中 碧 | 17 | デュッセルドルフ |
久保 建英 | 11 | ソシエダ |
監督 | ||
森保一 | 日本人 |
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西野前監督が退任後、前回大会でもコーチとして帯同していた森保さんが実績、経験、そして日本人監督であることを買われ、五輪世代と兼任でA代表監督就任となりました。
ただ、就任当初と比べ戦い方が消極的で、最終予選序盤の躓きもあり、正直なところ世間の支持率は高いとは言えません。
一方で選手からの支持は厚く、主将の吉田から「勝たせたくなる監督」と言われるほどチームを掌握しています。
期待されていた世代交代は着実に進み、今大会のメンバーには東京五輪世代から11人が選ばれました。
その多くはすでに海外でも活躍しており、選手個々のレベルは過去最高と言えます。
今までにないくらい若くて経験のあるサムライブルーのチーム力をどこまで最大化できるか、残り僅かな期間ですが森保監督の手腕に懸かっています。
スタメン・予想フォーメーション 4-2-1-3
【GK】
権田 修一
【DF】
吉田 麻也
冨安 健洋
酒井 宏樹
長友 佑都
【MF】
遠藤 航
守田 英正
鎌田 大地
【FW】
伊東 純也
久保 建英
前田 大然
日本代表の戦績・戦術・特徴
ワールドカップ本大会での実績
- 出場回数:7回
- 最高成績:ベスト16(2002、2010、2018)
- 前回大会:ベスト16
今大会予選での成績(アジア最終予選)
7勝1分2敗 12得点4失点(グループ2位で出場権獲得)
予選の最多得点者
4得点:伊東純也
最終予選序盤でいきなり2敗を喫するなど、史上最悪のスタートでしたがホームのオーストラリア戦で執念の勝ち点3をもぎ取ると破竹の6連勝。
これまで苦手としていたオーストラリアとのアウェイゲームでは期待されていた三笘が試合終盤に劇的なゴールを奪い、7大会連続の出場権獲得。
アジアの盟主としての意地を見せました。
日本代表の攻撃
メンバー発表でCFの大迫が外れたことにより、攻守両面で最終予選の戦い方とは大きく変わりそうです。
全体的によく走れて、エネルギッシュな人材が重要視されているように見えますので、9月のアメリカ戦がベースになってくると思います。
キーになるのは鎌田で、相手の中間ポジションにフラフラと入り込んでボールを受けて前に運ぶのが得意なプレイヤーです。
中央でのドリブルやキープ力にも定評があるため、鎌田が高い位置で前を向いてボールを受けて時間を作り、右サイドの伊東のスピードや左サイドの久保(もしくは三笘)のテクニックを生かして崩していくことが想定できます。
もし低い位置からの攻撃となった場合は、伊東+CF(前田もしくは浅野)のスピードを生かして相手の背後を狙う展開になるでしょう。
日本代表の守備
これまでは比較的高いラインを保って中盤を狭くし、強みである前線の献身性や、遠藤・守田のデュエル力でボールを奪い、ショートカウンターに転じるのがベースでした。
ただ、ドイツ・スペインという明らかな強豪との対戦があること、6月のチュニジア戦で高いディフェンスラインのウラのスペースを見事に狙われ続けたことなどを踏まえると、本大会ではやや低いライン設定が考えられます。
幸い現在の日本のディフェンスラインの対人能力はヨーロッパの中堅国並みに高く、相手が足元でボールを受けた場合や単純なクロスボールは跳ね返す力が十分あります。
無理に高いラインで戦い、2014年の二の舞になるのは避けたいところです。
したがって、ファーストプレスが上手くいかなかった場合はリトリートしてある程度受けるような守備が予想されます。
日本代表の注目選手①遠藤 航
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身長178cmで大柄な体格ではありませんが、今回対戦するドイツ代表のお膝元であるブンデスリーガで2年連続でデュエル王となったのが遠藤です。
浦和レッズからヨーロッパに渡り、筋力的に逞しくなったことはありますが、何よりも寄せが速くて強烈なところが持ち味となりました。
今や日本代表の中盤には欠かせない存在で、CBの前で広範囲に相手の攻撃の芽を潰しにいきます。
強豪国との対戦が続くワールドカップでは、基本的に相手にボールを持たれる時間が多くなることが予想されますが、遠藤が素早くボールを奪取することで日本の攻撃機会に繋がっていきます。
ちなみに遠藤は前回大会で初のワールドカップメンバーに選ばれましたが、全4試合を通じて出場機会無しという挫折も味わいました。
その悔しさを胸に海外移籍を決断し、一回りも二回りも大きくなってワールドカップの舞台に戻ることになりましたので、並々ならぬデュエルを見せてくれるでしょう!
日本代表の注目選手②伊東 純也
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ベルギーのヘンクでの活躍から日本代表の常連になりましたが、最終予選では文字通り日本の攻撃を牽引し、ワールドカップ出場権獲得の立役者となりました。
歴代最多タイに並ぶ最終予選4試合連続ゴールだけでなく、2アシスト+PK獲得もあり、最終予選における日本代表の得点の半数以上に関与していたことになります。
伊東の持ち味は何と言っても爆発的なスピードです。
初速も加速も速く、彼の前のスペースにボールを転がせば何か起こりそうと思わせられるタイプです。
2021-2022シーズンにはクラブの公式戦で49試合21アシストを記録したように、クロスやラストパスのアシスト能力が非凡なことでも知られていますが、今シーズンは移籍先のランスでFWとして起用され、すでに4得点をあげるなど、フィニッシャーとしてのレベルも上がっています。
カウンターの機会が多くなるであろう日本代表の戦いでは、欠かせない存在となるはずです。
日本代表の注目選手③三笘 薫
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日本代表の切り札的な存在が三笘です。
今季からは世界最高峰のプレミアリーグに籍を移し、一歩一歩信頼を勝ち取って出場機会を増やしています。
先日の強豪リヴァプール戦ではイングランド代表のアレクサンダー=アーノルドをぶち抜いて置き去りにするなど、彼のドリブルが世界レベルであることが証明されました。
森保監督が今年6月の会見でも話しましたが、「彼自体が戦術」と言わしめるほどドリブルの破壊力が高く、いわゆる”違いを作れる選手”と言えます。
左サイドからのスピードに乗ったドリブルが最大の持ち味ですが、川崎フロンターレで鍛えられたこともあり、狭いスペースでもプレー可能です。
スタメンでの出場よりはジョーカーとして途中出場での起用が見込まれますが、日本代表を一番ワクワクさせる存在として彼の活躍に期待しましょう!
ドイツ代表vs日本代表 過去の対戦成績
対戦回数:2回
- 2004年:ドイツ 3-0 日本(国際親善試合@日本)
- 2006年:ドイツ 2-2 日本(国際親善試合@ドイツ)
過去の対戦成績はドイツの1勝1分となっています。
2004年は国内での親善試合でしたが、2006年は親善試合とはいえドイツのホームで互いにワールドカップ前の最終調整段階にありました。
当時ドイツで活躍していたFW高原の2ゴールで日本が一時2点リードするなど素晴らしい試合を展開しましたが、ドイツが意地を見せてドローに終わりました。
ただ、いずれの試合もかなり年月が経過していますので相性などの傾向は言えないと考えられます。
ライターによる試合の勝敗予想
ドイツ代表 vs 日本代表 2-0
忖度無しで、ドイツが2-0で完封勝利を収めると予想します。
日本代表について
6月のブラジルとの親善試合で森保監督が採用したのはとにかく引いて引いて失点を0にすることを最重要視した超守備的なプランでした。
今回のメンバーの人選を見ても、前線の選手でも攻撃というよりは守備の良さや走れる能力を意識してチョイスしているように見受けられます。
そもそも今の日本代表はディフェンスラインの選手の多くが海外で活躍するようになり、守備面で強みがあります。
アーセナルでプレーする冨安やキャプテンの吉田は日本人離れした体格で海外の選手を跳ね返す強さもあり、引いて守ることは有効なプランになりそうです。
おそらく日本の初戦での目標は「勝利 <<< 勝ち点1以上」という戦い方が想定されますので、まずはとにかく守備から入ると思います。
攻撃面については精力的に動ける日本の中盤の3人(鎌田・守田・遠藤)がドイツのパス回しを上手くつぶすか、ディフェンスラインが跳ね返したセカンドボールを拾い、テクニックのある久保、スピードスターの伊東・前田へつなげていくことになるのではないでしょうか。
引いた位置からのスタートになるので、攻撃に厚みを作れるか、少ない人数でフィニッシュまでいけるのかという点が焦点です。
ドイツ代表について
ドイツについては格下の日本に対して戦い方を変える必要はなく、むしろ自分たちとの戦いになります。
具体的には「リーグ戦終了からのコンディショニング」と「決定力不足」の2点です。
今大会はヨーロッパの主要リーグを途中で中断して開催されますが、クラブでの良いコンディションのままワールドカップに臨めるため強豪国有利と言われています。
ただ、実際のところワールドカップのためにシーズン序盤から過密日程が続いており、最近ではミッドウィークに試合(CL・EL等)のあった強豪クラブが週末のリーグ戦で足取りが重くなるような現象が見られます。
ドイツとは言えワールドカップ初戦までの短期間でコンディションを劇的に改善することは難しく、各選手が抱える古傷や故障の予防のメンテナンスで精一杯になることが考えられます。
決定力不足については日本も同様ですが、純粋なストライカー型のCFがいないドイツは、引いた相手を強引に崩したり、ゴール前で強烈な個を見せつけるようなことが出来ません。
これについても今から改善することは現実的ではなく、引いた相手をどうやって引きずり出すか、もしくは自分たちの得意なパターンの回数をいかに増やすかといった対処になるでしょう。
戦況について
日本がゴール前にバスを置くような重厚なブロックを作り、ドイツがそこにアタックし続けるような展開が予想されます。
前述の通り日本は単純なクロスなどは跳ね返す力があり、スピード面での対抗も出来ると思います。
ドイツはストライカー不足ですのでいきなり攻撃が大爆発するようなことは考えにくく、コンディションの影響もあり日本の守備ブロックに苦慮すると考えます。
ただ、ドイツの攻撃は流動的なポジショニングで、立ち位置の入れ替わりが頻繁に起きます。
体力のあるうちは日本も対抗できると思いますが、ブラジル戦でも後半は足が止まり、前線にボールを持っていけても後ろが付いてこれない状態でした。
ドイツに対しても同様のことが起こり得ますので、さすがにどこかのタイミングで綻びが生まれそうです。
特に遠藤や守田は良い意味で守備範囲が広いですが、スペースを空けてしまうこともあります。
ドイツが彼らを食いつかせるようなプレーを出し、背後のスペースをカバーしきれず失点…あまり起きてほしくないですが、ミュラーなどはそういったプレーが得意ですので勝負を分けることになると考えています。
そして、日本は前に出ざる得ず、ディフェンスラインラインを上げた背後のスペースをさらにドイツに狙われ…
現状日本の攻撃は鎌田・久保のアイデア、伊東などスピード系の選手の個人技くらいしか可能性を感じず、再現性があるようには思えません。
仮に上手く抜け出て相手陣内に侵入できたとしても、注目選手に記載したドイツの壁であるリュディガーが立ちはだかります(ゴール前には超人GKノイアーまで…)。
日本が守備では健闘する時間もあると思いますが、ドイツに均衡を打ち破られ、無得点のまま試合終了という展開が残念ながら一番しっくりきてしまいます。
終わりに
いつもはこういった具体的な試合のプレビュー記事はサッカー好きのシノスキさん(ブクズ事務局)が書いていらっしゃいましたが、今回ユーザー側の私が執筆させて頂きました。
いかがでしたでしょうか。
まだ初戦まで期間がありますが、試合予想まで書かせて頂き、期待や不安、そして日本代表ファンとして私の予想が良い意味で外れることを願うばかりです!(笑)
この試合が終わっても日本代表は中南米の曲者コスタリカ、無敵艦隊スペインとの試合が続き、見どころはたくさんあると思います。
正直なところ日本代表はこのグループを勝ち抜くだけでもすごいことです。
最終予選の成績・内容が悪かったために、これまでにないほどの批判に晒されることもありますが、11月23日22時の試合開始のホイッスルが鳴ったらすべてを忘れてサムライブルーを応援しましょう!
ご覧頂きありがとうございました!
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